【衣替え:冬服の整理】です。前編

中、汗ばむ季節になりました。

今まで着ていた長袖から、薄手の服が活躍する季節。
今回は衣替えのコツ、特に「冬服の整理の仕方」についてお伝えします。

去年はよく着たけれど、サイズや好みが変わって今シーズンはあまり出番のなかった服ってありませんか。そんな服は「来年も着る服」と分けておきましょう。

そのまま一緒に収納しても、来年も出番が来ない可能性が大きいからです。

そして、出番のなかった冬服のうち、まだまだ活躍できるものは、
お友だちや親戚など「おさがり」を必要としている人に譲りましょう。

お知り合いの方がいない場合は、学校や幼稚園、自治会のバザーも利用したいですね。

冬服をリサイクルショップに持っていく際は、スペースに余裕があれば今年の秋冬まで待ってください。
今お店に持って行っても、季節外れなので買い取り額が低くなってしまいます。

これはフリマアプリでも同じ。秋冬物を買いたい人が少ない今の季節は、
なかなか売れずに残ってしまうことも。次の冬服のシーズンが始まる時が売り時です。

また、多くの自治体が「資源ごみ」として衣類の回収を行っているので、それに出すという方法もあります。

自治体によってさまざまですが、古着回収された衣類は、中古衣料として再使用されたり、ウエスとして再生利用されたりしています。

回収方法は自治体によってさまざまですので、自治体の広報やHPを確認してみてくださいね。

古着について、環境省によるとこんな試算があります。

・今ある服を今年捨てずにもう1年長く着れば、日本全体で約3万トンの廃棄削減につながる
・1年間1回も着られていない服が一人あたり35枚ある
・家庭から手放される衣服のうち、リユース・リサイクルされる割合は約34%、残りはゴミとして処分されている

新しい服を買いたくなる季節ですが、まずは買う前に「来年も着るかな」をよく考えることも大切ですね。

SUSTAINABLE
FASHIONこれからのファッションを持続可能に

INDEX

FASHION&
ENVIRONMENTファッションと環境の現状

ファッション産業の特徴や
環境負荷等の実態を
5つのポイントで見てみましょう
INTERESTサステナブルファッション
への関心
この先のファッションへ、
踏み出す準備はできている?
ACTIONファッションと環境
へのアクション
”明日から私たちが
取り組めるアクション”
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目次

  1. ファッションのあり方をアップデートして、次世代の環境につなげよう
  2. FASHION&ENVIRONMENTファッションと環境の現状
    1. 1産業の全体像海外で生まれ日本で消費される服の一生
      1. 洋服が作られてから廃棄されるまでの流れ
    2. 2製造段階1枚の服にも、こんなに資源が!
      1. 生産時における産業全体の環境負荷(原材料調達から店頭に届くまで)
    3. 3販売・利用段階より安くより多くって、いいこと?
      1. 国内アパレル供給量・市場規模・衣類の購入単価の推移
      2. 1人あたり(年間平均)の衣服消費・利用状況
    4. 43R活動選ばれているのは、どんな別れ方?
      1. 服を手放す手段の分布
      2. 手放したあとの服の行方
    5. 5廃棄段階捨てられた服のゆくえ
      1. 可燃ごみ・不燃ごみとして廃棄する理由
      2. 可燃ごみ・不燃ごみに出される衣類の量と焼却・埋め立て量

ファッションのあり方をアップデートして、次世代の環境につなげよう

ファッション産業は、大量生産・大量消費、大量廃棄により、製造にかかる資源やエネルギー使用の増加、ライフサイクルの短命化などから環境負荷が非常に大きい産業と指摘されるようになり、国際的な課題となっています。そして、衣服の生産から着用、廃棄に至るまで環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションへの取り組みは、近年急速に拡がっています。衣類の多くを海外に依存する日本においては、その環境負荷が見えにくいのが現状です。また、使用後に手放された衣類は十分に活用されているとはいえません。そこで、環境省は2020年度より日本で消費される衣服と環境負荷に関する調査を実施(ファッションと環境に関する調査)。私たちの衣服の背景をしっかりと見つめることから、生活者として、企業として、どのようにして改善できるかを考えていきましょう。

サステナブルファッション:
衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みのことを言います。このWebサイトでは、環境への影響にフォーカスを当てています。私たち一人一人がその改善に取り組み、持続可能なファッションをつくっていきましょう。

FASHION&ENVIRONMENTファッションと環境の現状

ファッション産業の特徴や環境負荷等の実態を
5つのポイントで見てみましょう

1産業の全体像海外で生まれ日本で消費される服の一生

洋服が作られてから廃棄されるまでの流れ

企画→製造段階(原材料調達、紡績、染色、裁断・縫製)→輸送→販売・利用・破棄(販売→利用→排出→リペア。リユース・リサイクルor焼却・埋め立て)

ファッション産業では、原材料の調達、生地・衣服の製造、そして輸送から廃棄に至るまで、それぞれの段階で環境に影響を与えています。現在、企業においては環境負荷を少しでも低減させるための様々な取り組みが図られていますが、衣服は色々な素材が混合されてできており、また海外における生産段階は、数多くの工場や企業によって分業されているため、環境負荷の実態や全容の把握が困難な状態となっています。

色々な素材が混合ざれて作られる衣服 ファスナー:金属 ボタン:プラスチック 裏地:ポリエステル 表地:コットン

POINTグローバルに分業化された、長く複雑なサプライチェーンがファッション産業の特徴です。

2製造段階1枚の服にも、こんなに資源が!

生産時における産業全体の環境負荷(原材料調達から店頭に届くまで)

原材料調達段階の環境負荷 天然繊維の環境負荷(コットンなど):栽培時の水消費、化学肥料による土壌汚染 合成繊維の環境負荷(ポリエステルなど):石油資源の使用、工場でのCO₂排出 製造段階の環境負荷(年間) CO₂排出量:約90,000t 水消費量:約83億m3 廃棄物排出量:45,000t + 化学物質による水質汚染 服1着あたり換算 CO₂排出量:約25.5kg→ペットボトル(500ml)255個分 水消費量:2,300ℓ→浴槽11杯分 服の着数換算 廃棄物排出量:45,000t→服 約1.8億着分
服一着をつくるためにも環境に対して様々な負荷がかかります

私たちが店頭で手に取る一着一着の洋服、これら服の製造プロセスではCO2が排出されます。また、原料となる植物の栽培や染色などで大量の水が使われ、生産過程で余った生地などの廃棄物も出ます。服一着を作るにも多くの資源が必要となりますが、大量に衣服が生産されている昨今、その環境負荷は大きくなっています。POINT衣服の製造には様々な資源が必要となり、また環境負荷が発生します。

3販売・利用段階より安くより多くって、いいこと?

国内アパレル供給量・市場規模・衣類の購入単価の推移

国内アパレル供給量・市場規模の推移と衣服一枚あたりの価格推移のグラフ

国内における供給数は増加する一方で、衣服一枚あたりの価格は年々安くなり、市場規模は下がっています。傾向として大量生産・大量消費が拡大しているとも言え、衣服のライフサイクルの短期化による大量廃棄への流れが懸念されます。

1人あたり(年間平均)の衣服消費・利用状況

購入枚数:約18枚 手放す服:約15枚 着用されない服:35枚

手放す枚数よりも購入枚数の方が多く、一年間一回も着られていない服が一人あたり35 着もあります。POINTファッションの短サイクル化や低価格化がより多くの服を生み出し、消費されることにつながります。

43R活動選ばれているのは、どんな別れ方?

服を手放す手段の分布

古着として販売:7% 譲渡・寄付:3% 地域・店頭での回収:14% 資源回収:8% 可燃ごみ・不燃ごみとして廃棄:68%

服を手放す手段は大きく分けて三つあります。一つ目は、リサイクルショップやフリマアプリ等を通じ古着として譲渡や売却すること。二つ目は資源として、または地域や店舗で回収してもらうこと。三つ目は可燃ごみ・不燃ごみとして廃棄すること。現状は可燃ごみ・不燃ごみとして手放される割合が最も高くなっていますが、再流通や回収にまわすことが重要となります。

手放したあとの服の行方

再流通する服+回収される服:回収される服リサイクル15%+リユース(海外輸出含む)19%=合計34% 回収される服+ゴミに出される服:処分・埋め立て66%

※各割合(%)は家庭から手放した衣類の総量を分母としています。
※リサイクル率15%にはウエス(機械手入れ用の雑巾)など繊維に戻らないものを含み、 またサーマルリカバリーについては除いています。
※リユース率19%には海外輸出される衣服を含みます、また古着の海外輸出は輸出先国の現地産業に影響を与える懸念がある為、国内における更なるリユースの推進が課題です。

手放した服がリユース・リサイクルを通じて再活用される割合の合計は約34%となっており、年々その割合は高まってきていますが、まだまだ改善の余地はありそうです。

CASE STUDY企業の取り組み好事例

古着をリユース・リサイクルする取り組み事例[PDF 404KB]POINT私たちが手放した服のうち再利用・再資源化される割合はごくわずかです。

5廃棄段階捨てられた服のゆくえ

可燃ごみ・不燃ごみとして廃棄する理由

処理に手間や労力、費用等がかからないから69%

アンケートによると私たちが衣服をごみとして廃棄してしまう理由の殆どは「手間や労力がかからない」からです。労力や手間をかけずに、生活者にもメリットがある形で再利用・資源化を促す手段が求められそうです。

可燃ごみ・不燃ごみに出される衣類の量と焼却・埋め立て量

ごみに出される衣服の総量と処理方法:焼却・埋め立て95%(445,000t)+再資源化5%(25,000t)=可燃・不燃ごみの総量→可燃・不燃ごみに出される衣服の総量470,000t 1日あたりに焼却・埋め立てされる衣服の総量(平均)1,200t/Day→大型トラック120台分

服がごみとして出された場合、再資源化される割合は5%程でほとんどはそのまま焼却・埋め立て処分されます。その量は年間で約45万トン。この数値を換算すると大型トラック約120台分を毎日焼却・埋め立てしていることになります。POINT毎日廃棄される大量の衣服を処理するためにも、環境負荷が生じており、現状を変えてゆく必要があります。


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算出根拠はこちら:令和4年度「ファッションと環境」調査結果
         令和2年度「ファッションと環境」調査結果

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環境省_サステナブルファッション (env.go.jp)
より記事を転用しました。

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