遺品整理で捨ててはいけないものは?区別するポイントを解説

「遺品整理をしたいけど、捨ててはいけないものがわからない」と悩んではいませんか。遺品整理は、捨てるものと捨てないものを分けないと、後々トラブルに発展する可能性もあります。ここでは遺品整理で絶対に捨ててはいけないものについて知っておきましょう。

遺品整理で捨ててはいけないもの 8選

故人の部屋を片付けていると、様々なものが発見されます。必要なければ処分して問題ありませんが、中には捨ててはいけないものも。

万が一大切な書類を捨ててしまうと、相続や解約などの手続きがスムーズにできません。ここでは遺品整理で捨ててはいけないものを知っておきましょう。

遺言状

遺言状は故人の遺志を記したものであり、主に財産に関する内容が書かれています。相続手続きの際に必要なため、絶対に処分しないようにしましょう。

また遺言状を勝手に開封すると、場合によっては罰金が科せられることも。裁判所で手続きが必要な場合もあるため、弁護士などの立ち合いを得て開封すると安心です。もちろん内容を偽造したり、隠してはいけません。

通帳や印鑑・キャッシュカードなど

通帳やキャッシュカード・印鑑・クレジットカードなどは財産に関わる、とても重要な書類です。現金も相続の対象となるため、保管しておきましょう。

スムーズな相続のためには、故人の財産を明確にする必要があります。また通帳やキャッシュカードがないと、故人の口座が解約できない可能性も。お金に関わる書類は、間違って捨ててしまわないよう注意しましょう。

運転免許証や健康保険証などの身分証明書

死亡した場合、運転免許証や健康保険証明書などの身分証明書は返納する必要があります。返却期間も決まっており、健康保険証明書は死亡後14日以内です。

運転免許証の返却期間は特に決まっていませんが、放置すると盗難や悪用の被害に遭う危険性も…。なるべく早く返すのがおすすめです。

リース品など借りたもの

wi-fiのルーターやテレビチューナー・ウォーターサーバー・介護用品などのリース品は、早めに解約手続きを取り、返却しましょう。

間違って処分してしまうと、違約金がかかる可能性もあります。またルーターやチューナーを無理に取り外すと、壊れてしまうことが。業者の指示に従い、正しい方法で返却します。

家の鍵はもちろん、自転車や倉庫・金庫の鍵など、出てきた鍵はむやみやたらに捨てないようにしましょう。

後々必要となった時に困る可能性があります。念のため残しておき、正体が分かってから捨てるのが安心です。

書類関係

契約書関係や領収書・故人の仕事に関する書類を捨てないよう注意しましょう。特に保険関係の書類には注意が必要です。

万が一誤って捨てた場合、保険料の受け取りに余分な時間がかかる可能性も。また故人の仕事関係の書類をゴミに出した場合、情報漏洩にもなりかねません。書類はしっかりと中身を確認した上での処分が安心です。

貴金属

宝石やアクセサリー・ブランド品などの貴金属を、「興味がないから」という理由で捨てるのはNGです。特に価値がわからないものは保管しておきましょう。

後々、遺産相続で分ける可能性もあります。もし正確な価値がわからない場合は、専門業者に査定してもらうのもおすすめです。

その他思い出の品

故人が生前大切にしていた品物や、思い入れのある品物を無理に捨てる必要はありません。場所が許すのであれば、残しておきましょう。

遺品整理で物の残し過ぎはNG

遺品整理で捨ててはいけないものは様々ですが、逆に残し過ぎもNGです。ここでは捨てにくいものの保管方法について解説します。

写真

故人の姿を写した写真は、捨てにくいものです。しかし写真の入数が多い場合、保管場所に困りますよね。そんな時は、写真をデータ化する方法がおすすめです。

一枚ずつスキャンしてもよいですが、専門業者に依頼するのもよいでしょう。またお気に入りの写真を家族で選び、一冊のアルバムにまとめる方法もおすすめ。ベストショットを残したら、あとは思い切って処分します。

故人のコレクション

捨てにくい故人のコレクションは、買取りに出したり、フリマアプリやオークションなどで売るのがよいでしょう。

「必要としてくれる人の元へ行く」と考えただけで、手放しやすくなるかもしれませんね。

遺品整理で出た不用品の処分方法

遺品整理で出た不用品は様々な方法を使って処分できます。物によって方法を分けるとよいでしょう。

自治体の指示に従って捨てる

一般的なゴミは自治体のルールに従って処分します。しっかりと仕分けた上で出しましょう。またテレビや冷蔵庫・洗濯機などは粗大ごみでは出せません。

家電リサイクル法に従い、適切な処分を行いましょう。ネットで「家電リサイクル法+○○(お住まいの地域)」で検索すると、処分方法が検索できます。

買取り業者を利用する

リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらう方法です。買取りであるため、遺品を現金化したい人におすすめ。

不用品回収業者に引き取ってもらう

手数料を支払って業者に引き取ってもらう方法です。仕分け不要でまとめて回収・処分ができるため、時間がない人におすすめの方法。

ただし引き取った不用品を不法投棄してしまう悪徳会社もいます。特に無許可の業者には依頼しないようにしましょう。

遺品供養を行う

遺品を神社やお寺などに持ち込み、お焚き上げ供養などをしてもらう方法です。写真や人形など、捨てにくいものにぴったりです。

直接持ち込む場合もありますが、郵送で受けてくれる場所もあるので探してみましょう。

形見分けをする

故人が生前親しくしていた友人や知人に、遺品を分ける方法です。遺品を手元に置くことで、故人を偲び思い出すきっかけにもなります。

形見分けを行うタイミングは、相続手続きが終わってからにしましょう。間違って価値の高いものを形見分けしてしまうと、家族間のトラブルに発展する可能性があるためです。

まとめ

遺品整理では多くの荷物が見つかります。捨ててはいけないもののを区別するのも一苦労ですよね。しかし重要なものを理解すれば、作業はスムーズに進むでしょう。

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