遺品整理士とは?特徴や仕事内容を沖縄県民向けにくわしく解説

家族や身内など大切な人が亡くなった際、遺品整理をする必要があります。しかし初めてだと分からないことも多いですよね。もし「遺品整理の方法や進め方が分からない!」と悩んだら、遺品整理士に相談してみましょう。

ここでは遺品整理士の資格や仕事内容、メリットについて解説します。

遺品整理士ってなに?

遺品整理士はいわば遺品整理のエキスパート。一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する資格を持った人を指します。

近年の高齢化で遺品整理の需要は高まったものの、作業をする業者の知識はまだまだ未熟でした。そのため遺品を誤って捨てたり、安い値段で買い叩いたり、不法投棄をする…などのトラブルが相次いでいたのです。

遺品は故人の生きた証です。それを粗末に扱われたくはありませんよね。

そこで発足したのが特定非営利法人・日本遺品整理士連合会(旧・一般社団法人遺品整理士認定協会)が定める「遺品整理士」の資格です。

遺品整理士を取得するには、遺品整理士養成講座を二カ月受け、遺品に関する知識を多く身に着ける必要があります。(合格率は約65%) 

現在認定を受けた会員は3万人以上、900近い法人会員がいます。遺品整理士は遺族に寄り添い、遺品整理をサポートするプロフェッショナルです。

遺品整理士ってなにをする仕事?

遺品整理の普及にあたり、注目が高まっている遺品整理士。一体どんな仕事なのでしょうか。ここでは遺品整理の具体的な仕事について解説します。

遺品の仕分け

遺品整理士は遺品を単純な「いらないもの」として扱いません。「遺品は故人の大切な生きた証」と考え、「貴重品」「不用品」「価値のあるもの」に仕分けます。

不用品を全てまとめて引き取る不用品回収業者と違い、遺族の意思を確認しながら作業を進めます。

もし「この遺品はどうやって扱うのがいいんだろう」と悩んだら、気軽に相談してみましょう。遺族の要望に沿った遺品の扱い方を提案するのも、遺品整理士の大切な仕事です。

遺品の処分

遺品には貴重品から日用品、衣類など様々なものがあります。遺品整理が初めての場合、「これは捨てるべき?残すべき?」と悩みますよね。

そんな遺族の「困った!」に寄り添うのも、遺品整理士の重要な役目です。いらないものは適切に処分し、本当に必要なものだけを残す…遺品整理士がいれば大切な遺品を誤って処分してしまう心配もありません。

遺品の供養

遺品の中には、そのままでは捨てにくいものがあります。例えば人形や仏壇・宗教関係のもの・写真などです。

特に人形は「そのまま捨てるのは忍びない」「正直呪われそう」などと考え、悩んでしまいますよね。しかし手元に置いておくのはちょっと…と悩んだら、遺品整理士の出番です。

遺品整理士が在籍している業者は、多くの場合お寺や供養の施設と提携しています。そのため業者の紹介から手配まで、安心して任せられるでしょう。

遺品整理士はなぜ今、求めれているのか

近年は少子高齢化が叫ばれるようになってきました。内閣府の発表によると、平成54年(2042年)以降、人口は減るものの高齢者は増え続け、平成77(2065)年には38.4%に達するとされています。

つまり約2.6人に1人が65歳以上になる時代がやってくるのです。そのため今後、遺品整理の需要はさらに高くなるといえるでしょう。

また遺品整理は誤ったやり方をすると家族間に亀裂が入る恐れがあります。特に多いトラブルは以下の通りです。

  • 価値のある遺品を知らずに捨ててしまい、家族に責められた
  • 遺品整理の方法が分からず、無駄な時間や費用を使ってしまった
  • 形見分けとして価値のある遺品を知らずに人にあげてしまい、家族とトラブルになった

遺品整理をスムーズに行うためにも、遺品に関する正しい知識は必要不可欠です。だからこそ遺品整理士が生まれた…といっても過言ではないでしょう。

遺品整理士は遺品の扱い方はもちろん、処分方法や遺品に関する法令を知り尽くした専門家です。「遺品整理をトラブルなく進めたい!」と感じたら、遺品整理士が所属する業者に相談をするとよいでしょう。

遺品整理士のいる業者に依頼するメリット

「遺品整理の重要性は分かったけど、わざわざ遺品整理士に依頼する必要ある?」と疑問に思うかもしれません。

遺品整理は自力でも行えますが、遺品整理士がいればよりスムーズに、正確にできます。ここでは遺品整理士に依頼するメリットを見ていきましょう。

法令を守った遺品整理ができる

遺品整理士は特定非営利法人・日本遺品整理士連合会に所属し、廃棄物やリサイクル品に関する正確な知識を持っています。そのため法令を守った遺品の処分が可能です。

業者が引き取った遺品を放置したり、不法投棄するケースは少なくありません。遺品整理士に依頼して、万が一トラブルが発生した場合は、遺品整理不正防止情報センターに相談もOK。

遺品整理士の除名処分や生活消費センター・行政機関と連携した適切な措置も取ってもらえるため、安心して依頼ができます。

価値のある遺品の捜索

遺品の中には価値のあるものが含まれている可能性があります。もし知らずに捨ててしまったら…大きな損をしてしまいますよね。

遺品整理士は遺品を細かく仕分けていくため、価値のある物を間違って捨ててしまう心配もありません。

また業者によっては遺品買取も行っており、鑑定も可能です。売った遺品を作業料金に充てれば、業者に支払うお金が安くなるかもしれません。

相談に乗ってもらえる

遺品整理士が所属する会社によっては、デジタル遺品や相続放棄の相談に乗ってくれることもあります。特に相続関係は、自分で弁護士や司法書士を探すのは大変ですよね。

遺品整理士に相談すれば、必要な専門家の紹介や斡旋も可能です。遺品は「整理して終わり」ではありません。遺品についてトータル的なサポートができる…それが遺品整理士なのです。

まとめ 遺品整理に悩んだら、遺品整理士に相談してみよう

遺品整理は誰もが直面する問題です。もし「遺品整理の進め方が分からない…」と悩んだら、遺品整理士に相談してみましょう。

沖縄終活案内所では、遺品整理士はもちろん、弁護士や司法書士など様々な専門家を連携し、沖縄に住むみなさまの終活をサポートいたします。

相談や見積もりは無料。「ちょっと話してみようかな…」そんな気軽な気持ちで構いません。遺品整理に悩んだら、無料のフリーダイヤルやLINEよりお問い合わせください。全ての悩みに真摯に耳を傾け、丁寧な対応をいたします。

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