④エンディングノート:遺言・相続の希望【動画解説付】※スマホの方は、Googlechromeでご覧下さい。



<エンディングノートとは?>



あなた様が、ご自身の為に書いておくことで、残された家族は様々な決め事や手続きを進めやすくなります。

解約しなければならないサービスのことや、資産のこと、葬儀内容をはじめ、供養方法、家族へのメッセージなど、記入していくアイテムです

Q1: なぜエンディングノートに遺言や相続の希望を書くことが重要なのですか?

エンディングノートに遺言や相続の希望を書くことで、家族がスムーズに財産を整理し、相続トラブルを防ぐことができます。


正式な遺言書とは異なり、エンディングノートに書かれた内容には法的効力はありませんが、家族の意見が対立するのを防ぎ、あなたの意思を明確に伝える手助けになります

※そのため、以下のポイントを押さえて記載することが重要です。


①家族が混乱しないようにするため
・財産がどこにあるのか、どのように分けるのかが不明確だと、家族が判断に困る。

・「どの口座にどのくらいの預金があるか」「不動産の名義は誰になっているか」など、整理しておけば相続手続きがスムーズになる。

②相続トラブルを防ぐため
・相続は親族間での争いになりやすい。特に兄弟姉妹がいる場合、分配方法に納得できないケースが多い。

・事前に希望を書いておくことで、「本人はこのように考えていた」という指針になり、トラブルを避けられる。

③遺言書を作成する際の補助資料として使える
・エンディングノートをもとに、正式な公正証書遺言を作成することができる。


・法的効力のある遺言書が必要な場合は、専門家(弁護士・司法書士・行政書士)に相談する際の準備資料として役立つ。



Q2: 遺言や相続の希望を書くときのポイントは何ですか?

遺言や相続の希望を書くときは、明確かつ分かりやすい内容にすることが重要です。


以下の3つのポイントを意識すると、家族がスムーズに手続きを進められます。


①財産のリストを作成する


・預貯金:銀行名・支店・口座番号・残高(概算)を記載する。

・不動産:所有する土地や建物の所在地、登記情報を記載する。

・有価証券:株式・投資信託・国債の詳細。

・保険:生命保険の契約内容、保険金の受取人。

・借金やローン:未払いの借入金がある場合は、その金額と返済方法を記載する。

使っていない家電や家具、衣類、本などは、必要な人に譲るか処分して、家の中を整理する。

②相続の分配方法を記載する

・どの財産を誰に相続させたいのか、具体的に書く。

・「長男には家を相続してほしいが、次男には預貯金を多めに分ける」など、家族の状況に応じた分配を考える。

・「平等に分けるのか」「特定の人に多く譲るのか」など、明確な基準を設ける。

③遺言書が必要かどうかを考える

・エンディングノートは法的効力がないため、相続を確実に実現したい場合は、遺言書の作成が必要。

・法的に有効な公正証書遺言を作成する場合は、公証人役場で手続きをする。

・自筆証書遺言(自分で書く遺言)は、法的要件を満たさないと無効になる可能性があるため注意が必要。


Q3: エンディングノートの遺言・相続の希望を家族とどのように共有すればよいですか?

エンディングノートに遺言や相続の希望を書いた後、それを家族に適切に伝えることが重要です。


そのため、以下の3つの方法で家族と共有しておくことが重要です。


①家族と事前に話し合う機会を設ける

・「もしもの時に備えて、財産のことを整理しておこうと思う」と、前向きな話し方をする。

・いきなり具体的な相続の話をすると家族が驚くため、「エンディングノートを作成している」と伝えるところから始める。

・財産の分配について意見がある場合は、家族の意向も聞きながら整理する。

エンディングノートの保管場所を伝える

・家族がすぐに見つけられる場所に保管する。

・金庫や貸金庫に入れる場合、家族にその場所を伝えておく。

・遺言書を作成した場合は、その保管場所も記載し、家族に知らせる。

③定期的に見直し、更新する

・財産の状況や家族構成が変わった場合は、内容を更新する。

・新しく財産を購入したり、家族が増えたりした際には、相続の希望も見直す。

・書き換えた場合は、家族に伝え直すことを忘れずにする。


エンディングノートを活用することで、家族がスムーズに財産整理を進められ、不要なトラブルを回避できます。早めに準備し、定期的に更新することが大切です。

④エンディングノート:遺言・相続の希望:まとめ

エンディングノートに遺言や相続の希望を書くことは、家族にとって大きな助けになります。


特に、財産の整理や分配方法を明確にしておくことで、家族の負担を軽減し、相続トラブルを防ぐことができます。

しかし、エンディングノートには法的効力がないため、確実に希望を実現するためには遺言書の作成も検討することが大切です。

家族と話し合いながら、自分の意思を明確にし、納得のいく終活を進めましょう。

エンディングノート認定講師 = 適正な終活サービスを案内できる人 みくに(株)糸数

次回から具体的なエンデイングノートの書き方について5回シーリーズでご説明させて頂きます。

人生の終活に関する記事はこちらをご覧ください。

詳しくはこちら⇒<<沖縄終活案内所>>

これからもあなたの人生の終活を一緒に考えていきたいと思います。!

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