永代供養とは何か
現在、沖縄でも永代供養を希望するお客様が増加しています。
永代供養とは、ご遺骨を納骨した後の管理や供養を、寺院や霊園といった施設側に任せることができる供養方法のことです。
従来のお墓は「代々受け継がれること」が前提でした。しかし、昨今の日本では「家のお墓の後継ぎがいない」「自分だけのお墓がほしい」といった悩み・ニーズが増えてきています。
永代供養とは、「お墓の後継する・後継ぎがいなくても利用できる」ことを前提としているため、たとえ「自分の後にお墓を継ぐ人がいない」といった事情があっても、安心して利用が可能です。
位牌の永代供養についてー位牌とは何か?
位牌とは、故人の戒名や俗名、没年月日、享年が記された木の札のこと。
仏壇に遺影とともに飾られて、故人を象徴するものとして扱われます。
ご遺族は位牌や遺影に向かって手を合わせることで、故人やご先祖様を感じられ、それが供養につながるわけです。
沖縄の風習でも、位牌を先祖代々大切にしてきた文化があります。
位牌を拠り所とすることで、「故人の魂が家に帰ってくることができる」と考えられているわけです。
継承できなくなった位牌はどうすればいいの?位牌の処分方法とは?
お寺・キリスト教会・施設によってはご遺骨だけでなく、「位牌の焼却・永代供養」をおこなっているところもあります。
位牌の永代供養の場合、一般的に施設側が定めた期間、位牌を位牌堂などに安置しておき、期間満了後にお焚き上げがおこなわれる流れになります。
位牌を安置しておく期間については施設によってさまざまですが、三十三回忌や十七回忌をめどとした安置期間が設定されていることが多いです。
位牌の供養が必要になる理由と方法
永代供養のお位牌はどうしたらいいですか?
先祖の遺骨の永代供養を選んだ場合、位牌の扱い方は、4通りあります。
①そのまま変わりなく自宅保管する
②閉眼供養(魂抜き)のうえお焚き上げとする
③一時預かり供養をしてもらう
④位牌も永代供養をしてもらう
大切な事は、必ず家族・親族・寺院に相談する
ご遺骨の永代供養や・位牌の永代供養を行うときは、重要で大切な事は
まずは家族・親族に「永代供養を検討している」「そのために墓じまいをしたい」ということを相談します。
この際、大切な事は、くれぐれも一方的にこちら側の要求を伝えるのではなく、あくまでも相手の意見・見方も尊重しながら、じっくりと話し合いを進めることが大事です。
※家族や親族との綿密な話し合いを重ねて合意を得ることが、後で親族間で争いになることを回避するために
重要で不可欠なことです。