遺品整理で家族がもめるってホント?トラブルの理由や防ぐ方法を公開

遺品整理は家族や友人たちが、故人の持ち物を片付ける作業です。本来であれば故人を偲ぶ作業ですが、やり方を間違えると家族間のトラブルに発展することも。

状況によっては家族間に亀裂が入り、裁判沙汰に…なんてケースも少なくありません。そのため遺品整理は慎重に行う必要があります。

今回は遺品整理でもめないためのコツや、起こりやすいトラブルの事例を見ていきましょう。

遺品整理でもめるのを防ぐ方法 4つ

遺品整理でもめないためには、事前に家族の理解や準備が必要です。一度でもトラブルになってしまうと、疑心暗鬼になってしまい正常な判断ができない恐れがあります。ここでは遺品整理でもめないためのコツを3つ確認しましょう。

遺品整理の前に家族と手順について話し合っておく

遺品整理には家族の理解が必要です。お互いが遺品整理の手順や流れを理解すれば、トラブルは未然に防げるでしょう。

各々が自分勝手に進めてしまうと、後々「あれがない」「これがない」と疑いの心が生まれます。遺品整理の手順や貴重品の保管方法などを明確にし、もめないように注意しましょう。

また遺品整理の途中で、「この遺品は誰がもらう」などの話し合いを始めるのはNGです。遺品整理が進まず、予定通りに終わらない可能性があります。遺品の扱い方については、遺品整理が終わった後、冷静な気持ちで行いましょう。

相続に関する具体的なルールを作っておく

前もって家族で相続に関する具体的なルールを定めておきましょう。あらじめ「誰がどの遺産を受け継ぐのか」「相続分の割合」などを決めておけば、トラブルになることもありません。もし遺言書がある場合は、内容に従います。

信頼できる遺品整理業者に依頼する

「家族で遺品整理をするとその場でもめてしまいそうだ」と感じたら、信頼できる遺品整理業者に依頼するのもよいでしょう。

遺品整理業者は中立的な立場で作業するため、その場で家族がトラブルになるリスクを減らせます。業者に価値のある遺品を仕分けてもらい、作業終了後に家族間でよく話し合う方法もおすすめです。

遺言書を書いておく

故人ができる遺品整理のトラブル防止策として、遺言書を書く方法があります。遺言書はいわば、故人の最期の遺志を記したものです。

そのため「自分の死後、遺品整理で家族にもめてほしくない」と思ったら、遺言書を書いておきましょう。書き方が分からない場合は、専門家に相談するのもおすすめです。

遺品整理でもめやすいトラブル事例

遺品には価値のある品物も含まれます。そのため家族や親族が遺産を巡って争うケースも少なくありません。ここでは遺品整理で発生しやすいトラブルの例を見ていきましょう。

高額な遺品が奪い合いになる

遺品整理の際、高価な遺品が出てくることもあります。そのため、それを巡って家族で奪い合いが発生することも…。トラブルにならないためにも、生前から財産について話し合いの機会を設けておくのがおすすめです。

遺品を勝手に処分された

遺品について全く知識がないまま進めてしまうと、価値のある品物を捨ててしまう可能性があります。特に多いのが、家族のひとりが遺品を勝手に処分し、別の家族とトラブルになるケース

重要なものを一度捨ててしまうと、取り戻すのは困難です。また借り物を間違って捨ててしまうこともあります。遺品の価値が分からなければ、専門業者に鑑定を依頼するなどし、何でも捨ててしまわないようにしましょう。

業者の買取りに関するトラブル

最近では遺品整理や遺品買取りを同時に行う業者が増えています。しかし稀に業者とのトラブルが発生する場合もあるため注意しましょう。

多いパターンが、業者による遺品の買い叩きです。悪徳業者に依頼してしまうと、価値のある品物を「価値がない」を判断されてしまい、相場より安価で買い叩かれることも…。

遺品を正当な値段で買い取ってもらうためにも、信頼できる業者を選びましょう。依頼する際には、業者の情報をしっかりとチェックし、口コミも参考にしてください。

遺品の盗難に関するトラブル

遺品整理ではたくさんの品物が発見されます。中には現金やカード・重要書類など貴重品も含まれるでしょう。本来であれば、貴重品は一か所に集め、後ほど扱い方を判断します。

しかし稀に、一部の家族や親せきが遺品を持ち去ってしまうトラブルが…。特に現金はサッと財布に入れられてしまえば、見分けがつきません。

遺品の盗難を防ぐには、あらかじめ家族で集まって部屋を点検しましょう。ある程度どこになにがあるかを把握すると、盗難されるリスクがぐっと抑えられます。

遺品の不法投棄によるトラブル

遺品整理では様々な品物が出てきます。もちろん中には不用品も含まれますが、間違っても不法投棄はやめましょう。特に大型の家具家電は処分費用がかかります。

稀に処分費用をケチるあまり、遺品を不法投棄する業者もいるくらいです。不法投棄は犯罪です。遺品は地方自治体の指示に従い、適切に回収してもらいましょう。

口約束によるトラブル

「私が死んだらあなたに200万円あげる」などの口約束はありませんか。口約束は「言った、言わない」の水掛け論になるケースも多く、家族ともめる原因になります。

家族にとっては、形に残っていない以上、本当の話か分からないからです。どうしても相続させたい財産がある場合は、遺言書で残しておくと安心です。

家族が協力しないトラブル

遺品整理に他の家族が全く協力しないパターンです。例えば兄が遠方に住んでおり、地元にいる妹が遺品整理をする…などのケース。

兄からすれば、「近くにいるんだし、やっておいて」と気軽な気持ちでも、妹は非常に大変な思いをします。また妹が兄にしか分からない貴重品を、誤って捨ててしまうリスクもあるでしょう。

遺品整理の押し付け合いは家族に溝を生みます。どうしても参加できない場合は、業者に依頼するための費用を負担するなど、よく話し合って決めましょう。

まとめ 遺品整理で家族ともめないためには、コミュニケーションが大切

遺品整理はやり方を誤ると、家族に遺恨を残してしまう怖いものです。家族間のトラブルは故人も望んでいないでしょう。

もめごとを防ぐためにも、遺品整理はしっかりと話し合ったうえで行いましょう。もし自分たちで解決が難しい場合は、遺品整理士や遺品整理アドバイザーなどの専門家に相談するのもおすすめです。

沖縄終活案内所では、遺品整理の悩みを解決する専門家を無料で紹介しています。困ったら、お気軽にお問い合わせください。

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