遺品整理で盗難事件発生!盗まれやすいものと防ぐコツを解説

「遺品整理をしたいけれど、盗む人がいないか心配」

「遺品が盗まれることってあるの?」

など遺品整理の悩みは尽きませんよね。残念ながら遺品整理の際、遺品が盗まれるトラブルは少なくありません。今回は遺品盗難トラブルの全容や、盗難を防ぐ方法について解説します。

遺品整理で盗まれるトラブルが多いってホント?

遺品整理は本来、故人を偲びつつ荷物を整理する作業です。タイミングを見て家族や親戚が集まり、みんなでやる場合も多いでしょう。しかし身内だからと安心しているせいか、時に盗難トラブルに発展することも。

遺品の中には価値の高い品物も数多く含まれています。そのためつい魔が差して持ち帰ったり、悪意をもって盗むケースが後を断ちません。遺品を黙って持ち帰るなんて、裏切られた気分になりますよね。

そのため遺品整理をする際は、遺品が盗まれないよう、対策をする必要があるのです。

こんな遺品は盗まれやすい! 5選

遺品には様々な種類がありますが、盗まれるものは大抵決まっています。ここでは特に狙われやすい遺品を知っておきましょう。

現金

現金は遺品の中でも盗まれやすいものの、ひとつです。現金は名前が書いてあるわけでも、出金履歴が残るわけでもありません。

仮に遺品整理作業中に現金の入った封筒を発見し、中身を抜いて自分の財布に入れてしまったら…。

「自分のお金だ」と言われれば、確認のしようがありません。現金は最も盗まれやすい遺品のひとつといえます。

高価な家電

故人が使っていた高価な家電も盗まれやすい遺品です。家電は自分で使うのはもちろん、リサイクルショップに持ち込んで現金化もできます。

家電といえば、冷蔵庫や洗濯機など様々ですが、意外と注意したいのがゲーム機です。入手困難なゲーム機は遺品盗難のターゲットになりやすので注意しましょう。

貴金属類

アクセサリーや指輪などの貴金属類も盗まれやすい遺品です。またアクセサリーだけでなく、金地金(インゴット)や金歯すら盗まれる危険性があります。

盗難防止のため、あらかじめ宝石箱やドレッサーの写真を取っておくのもおすすめの方法です。

価値の判断しにくい骨董品や美術品

遺品整理では、思わぬものに大きな価値が判明するケースも少なくありません。特に多いのが、高価な骨董品や美術品の発見です。

骨董品や美術品はどうしても素人では価値の判断がつきません。そのため「これは価値がない」と嘘をついて持ち去ってしまう家族や身内がいます。

また業者は価値が分からないのをいいことに、安価で買い叩くケースも。遺品整理の際には、信頼できる業者に相談し、しっかりと鑑定してもらいましょう。

遺品を盗まれないために注意したいこと

遺品整理作業中の盗難は、意外と身近な問題といえます。そのため遺品整理を行う際には、しっかりと対策を行いましょう。ここでは遺品を盗まれないために注意したいポイントを解説します。

遺品整理は信頼できるメンバーで行う

遺品が多い場合、整理作業は困難を極めます。なるべくたくさんの人手が欲しいとことですが、盗難を防ぐためにも信頼できるメンバーのみで行いましょう。

遺品は今後相続を行う上で重要なものです。もし盗難が発生すると、大きなトラブルを招きかねません。そのため相続人に限るなど、最低限の人数で作業しましょう。

大切なものはあらかじめ探しておく

現金や有価証券・権利書など盗まれたら困るものは、あらかじめ探しておきましょう。貴重品を全て回収した上で遺品整理を始めれば、盗難被害を防げます。

信頼できる遺品整理業者に依頼する

家族には様々な事情があります。そのため「身内に遺品整理を任せるのは不安…」と考える人もいるかもしれませんね。もし家族間で遺品整理を行うのが難しい場合は、専門業者に依頼しましょう。

遺品の片付けや仕分け・買取まで一括で任せられます。ただし専門業者が遺品を盗む被害もないわけではありません。

業者を選ぶ際には、業者の実績やサイト・口コミなどをしっかりとチェックし、信頼できる会社に依頼しましょう。

作業風景を動画撮影しておく

遺品整理を行っている姿を動画撮影しておく方法です。もし盗難が発生した場合、後々大きな証拠となるでしょう。

撮影する際には、なるべく部屋の真上にカメラを設置するのがおすすめです。ただし勝手に撮影せず、家族の許可を撮りましょう。状況によっては、誤解を招く恐れもあります。

デジタル遺品に注意!情報が盗まれ、悪用される可能性もある

盗まれる可能性がある遺品は、現金や価値のある骨董品・美術品だけではありません。デジタル遺品と呼ばれる、故人のパソコンやスマホの盗難にも注意しましょう。パソコンやスマホは個人情報の塊です。

万が一盗まれた場合、悪用されるケースも十分考えられます。デジタル遺品は個人での処分が難しいため、できれば専門業者に依頼しましょう。

主なデジタル遺品には、以下が挙げられます。

ネット銀行の口座

故人のネット銀行のキャッシュカードがあれば、家族が代理で解約できます。まずは電話で相談し、死亡届や戸籍謄本など必要書類を送付しましょう。

SNSのアカウント

故人がTwitterやインスタグラムなどのSNSをやっている場合、早めの解約や退会がおすすめです。

アカウント所有者が死亡し、放置されたアカウントは、乗っ取り被害に遭う危険性があります。また過去の投稿やプロフィールから個人情報がバレ、なりすまし被害に逢うことも。

SNSは故人の生前の記録であり、残したい気持ちは分かりますが、念のため削除するのが安心です。

動画や音楽などの有料サービス

動画や音楽などの有料サービスに加入している場合、放置するとどんどんお金が加算されてしまいます。そのためなるべく早く解約してしまいましょう。

「契約しているか分からない」と悩んだら、クレジットカードの明細をチェックしてください。毎月同じ金額の請求がある場合は、一度調べたほうがよいでしょう。

まとめ 遺品が盗まれないよう家族がしっかり管理しよう

遺品整理は故人の思い出を整理し、家族が前を向くための作業です。もし盗難事件が発生したら、水を差されたようでガッカリしますよね。そのため遺品はしっかりと管理しましょう。

沖縄終活案内所ではスムーズな遺品整理が行えるよう、沖縄のみなさまをサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。

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