自分が亡くなったときお葬式は必要ですか?ママたちが考える別れのスタイル

自分が亡くなったときお葬式は必要ですか?ママたちが考える別れのスタイル

お葬式というものは、一体誰のためにやるのでしょう。

亡くなった人のため、残された人のため、どちらかのためのようで、どちらのため「でも」ありそうな儀式ですよね。

でも葬式をやらなくてもいい選択肢があったら……みなさんはどうしますか?

『みなさんはお葬式に必要性を感じますか? 

自分が亡くなったとき、お葬式は必要なのでしょうか。

自分の死後、どうしてほしいとか考えることはありますか』

自分が亡くなった後どうしてほしいかを考えたとき、お葬式をしないという選択肢があることにどれだけの人が気づけるのでしょう。

それほどまでに、誰かが亡くなったらお葬式をすることは当たり前だと刷り込まれているのかもしれません。

お葬式って本当に必要なのでしょうか。

時代とともに変化する葬式(別離の形)

『お葬式はいらないし、その後の法要とかもやらなくていい』

『不要。お金と時間がもったいないよ』

いくら簡素なものにしても、お葬式にはそれなりに費用が発生します。

お葬式をしない最低限のお見送りなら出費を抑えることも可能ですが、それでも出費は覚悟しなければいけません。

そう考えると、お金が勿体ないからお葬式もお墓も供養もいらないと言いたくなるママたちの気持ちもわかる気がしますね。

ママたちの希望

お葬式は必要か必要ではないか。ママたちの声を見ていると、二択で解決できるような問題ではなさそうです。

どのように見送ってほしいのか、詳しく見てみましょう。

 直葬を希望する母親(ママ)が増加

『直葬でいいし、骨も火葬場に捨てられるならそうしてほしい』

『最後、家族にお別れが言えたら直葬でいいよ。お墓もいらない』

ママたちの声のなかに頻繁に登場した「直葬(ちょくそう)」。あまり聞き馴染みがない言葉かもしれませんね。

直葬とは⇒通夜・告別式を執り行わず,親族や友人など親しい関係者のみが参列して火葬のみを執り行う葬儀のことを指します。

参考:公正取引委員会「葬儀の取引に関する実態調査報告書」

家族葬を希望する母親も多い

『してくれるなら家族葬がいい。本当に家族だけでいい。

親戚とかもいなくていいんだよ……』

『個人的には家族葬でいい。遺族のしたいようにしてもらう感じで』

直葬と同じぐらい、家族や親戚を中心としたお葬式となる「家族葬」を希望するママの声も目立ちました。

こちらはお経をあげるなどの宗教的儀式もおこなうこともあるため、直葬と比較するとさらに費用がかかりますね。

平成29年(2017年)に内閣府が発表した「葬儀業界の現状」によると、都心部などを中心に「家族葬」「直葬」にする家庭の割合が増加しているのだそうです。

参考:内閣府「葬儀業界の現状/8.最近のお葬式の形態~それぞれのメリット・デメリット~」

お骨はどうする?

『海の見える日当たりのいいキレイな場所にでも散骨してくれたらそれでいい』

お墓は作らず、海に散骨でもしてもらいたい』

直葬でも家族葬でも、火葬後のお骨をどうするかという問題があります。

お墓も不要と考えるママが多いことから、散骨や共同納骨を希望する声が目立ちました。

子どもにお墓の管理を託したくないからという理由もあるようです。

やはりお葬式はしてほしいという声も

『残された方の気持ちの整理のためにもお葬式はしてほしい』

残された家族が気持ちを整理するためという理由から、お葬式をすることへの必然性を感じるというママからの声もありました。

『お葬式は必要ないと思うけど、お線香立ててお経のひとつはあげてほしいかな。

お葬式って残された側のためにするものだから、残された人たちが納得する程度でいい』

お葬式を粛々と進めていくことで、大事な方が亡くなったことを受け止めていけるのかもしれません。

そう考えると、お通夜やお葬式は必要不可欠な儀式とも言えそうです。

自分たちの希望よりも残された家族の気持ちを優先したいというママもいるのかもしれませんね。

状況に応じた葬儀のスタイル

『家族葬や直葬、散骨なんて、私の年代ではまだまだ考えられない方が多いと思います。

でも私自身も家族だけで見送られたいなと思いました』

土地柄や社会的地位のある人、年代が高めの方などの場合、それなりの体裁を整えたお通夜やお葬式をしなければならないこともあります。

また、年配の世代の方にとっては、お葬式をおこなうことは当たり前という感覚もあるのかもしれませんね。

『感染症が収まってもそのまま直葬とか家族葬は増えていくんじゃないかなあ』

世界中を襲った未曾有の感染症の影響は、お葬式のスタイルにも影響を与えているようです。

ママのいうように今後さらに直葬・家族葬などが大規模感染症など関係なく、ひとつのスタイルとして確立され定着していくのかもしれませんね。

 希望があるなら事前に準備しておく方が良い

『直葬でいいし、骨も捨てられるならそうしてほしい。ムリなら3万円振り込めば永久供養してくれるお寺があって、そこに指定された方法で遺骨を

送ればいいらしいから、それでお願いしますと旦那と子どもには言ってある』

古くから受け継がれてきた文化「お通夜」や「お葬式」。

時代の変化とともに別れについての考え方は変わってきているのかもしれません。

自分が亡くなったときにどうしてほしいか。

希望があるのであれば、下調べしておくなりして、家族にきちんと伝え、許可を得ておいたほうがよさそうです。

大切な方が亡くなったとき、家族の心のダメージは相当なものでしょう。

そのような状況下、故人の希望を叶えてあげたいと思っても、調べたり手配したりすることはかなり大変ですよね。

そうならないためにも、事前にできる限り調べて、書いておく・伝えておくようにしておきたいものです。

自分らしく旅立つ自由が選択できる世の中に変わりつつある現代。最後の別れも自分の納得のいくものにしてもいいのかもしれませんね。

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<死後の話>自分が亡くなったときお葬式は必要ですか?ママたちが考える別れのスタイル  2022/10/16の記事より転用しました。

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<死後の話>自分が亡くなったときお葬式は必要ですか?ママたちが考える別れのスタイル

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